うつ病の症状は双極性障害から気分変調症まで多様に存在しています。症状によって気を付けないといけません。うつ病にかかった場合、まずは医師の下に足を運びましょう。自分一人でこうした病を克服するのは難しいものです。
うつ病治療で用いる事ができる薬は複数存在していますので、まず自分がどの種類のうつ病にかかっているのか明確にしましょう。またうつ病にかかった場合その責任を自分自身に認めるのは危険です。できるだけ精神的な休息をとりましょう。
うつ病の種類によって、治療内容も異なってきます。適切なクリニックを探して、早期にうつ病を改善しましょう!
双極性や仮面うつなど、うつ病の種類はたくさんあります。改善や予防方法が知りたい人はこちらをチェックしましょう。
うつ病は長期にわたって続く気分の落ち込みを大きな特徴としています。そのうつ病にはいくつかの種類があり、主にメランコリー型、非定型、精神病性、また季節性の4つに分けられます。メランコリー型は従来の診断基準と合う、いわば典型的な症状を示すものを言います。典型的な症状とは不眠、食欲不振、体重減少、自責感などです。非定型のものは過眠、食欲増進、体重増加などメランコリー型とは逆のような症状があらわれることが多いようです。精神性のものには幻覚など現実の認識に問題が生じる症状があります。季節性のものは日光の減少する冬に発症することが多く、北欧などでも見られる病です。またさらに軽度、中等度、重度の3種類にも分類されます。なぜこのようにうつ病をいくつもの種類に分けるかと言えば、それぞれ治療法が異なるためでもあります。薬物療法、精神療法、認知行動療法といった基本の治療法は同じですが、治療の順番や服用する薬の種類が異なります。これらの治療を施しても改善が見られない場合は通電による治療を行うこともありますし。季節性のうつ病には光療法が用いられます。
うつ病と誤診を受けやすいものの1つに双極性障害があります。一般的には躁うつ病の名で知られています。双極性障害には気持ちがたかぶる躁状態の時期と気持ちが沈むうつ状態の時期とがあり、うつ状態のときに受診した場合、医師でさえもうつ病と判別がつかない危険性があるのです。躁状態のときは本人も周囲も病であるとは気づきにくいという特徴もあります。また高齢化社会を迎え必然的に高齢者のうつ病も増加していますが、しかし軽度の認知症の中にはうつ病と似た症状を示すものもあることが分かってきました。認知症とうつ病の両方を発症していた事例もあります。近年は典型的な症状を示すメランコリー型以外のうつ病や似た症状を示す他の病も増えており、慎重な診断がより一層重要度を帯びてきました。うつ病は脳機能の障害であり、神経細胞や神経伝達物質に生じた問題により発症すると考えられています。他の病と同じく遺伝子レベルでの研究も進められていますが、完全な解明には至っていません。よって画像による診断は現段階では難しいものがあるようです。そのためうつ病と症状の似た他の病との区別、またうつ病の種類の診断にはやはり問診がとても大切なものとなっています。
うつ病は大うつ病性障害と気分変調性障害とに大別され、躁とうつとを繰り返す双極性障害もうつ病の一種類として扱われることがあります。最近では仮面型やディスチミア親和型などの昔はなかったような種類の症状も見られるようになっています。
うつ病には「大うつ病」や「双極性障害」などいくつかの種類が存在しています。自身の病を見極める上でチェックシートは役に立ちますが、素人判断で治療を行なうのはやめましょう。まずは病院できちんと診断してもらう事が大切です。
うつ病の種類に関わらず、自分だけでの努力で克服するのではなく、治療は病院で進めるのがよいでしょう。自殺リスクを下げるためにも大切な事です。うつ病の中でも、仮面うつ病は抑うつ状態が出ない種類の病です。そのため別の病気と勘違いして内科などに通う事がありますので注意しましょう。